【ニューヨーク共同】ロシアのネベンジャ国連大使は1日、プーチン大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と6月に会談した際、高級車を贈呈したことを正当化した。国連安全保障理事会は北朝鮮への制裁決議で、高級車を含むぜいたく品の北朝鮮への輸出を禁じている。
高級車には、防弾用の特別な装甲が施されていたとみられる。ネベンジャ氏は「北朝鮮の指導者には特別な保護が必要だ」と述べた。
安保理の今月の議長国をロシアが務めるに当たり、ネベンジャ氏が米ニューヨークの国連本部で記者会見した。北朝鮮による7回目の核実験の可能性が懸念される中、「どこの国にも核実験を推奨するつもりはない」と反対姿勢を示した。