【北京共同】中国の投資会社、復星国際は2日までに、北海道占冠村のリゾート施設「星野リゾートトマム」を売却すると発表した。売却額は約408億円。中国の不動産市況の悪化が続く中、債務圧縮のため非中核資産の処分を進めており、今回の売却もその一環とみられる。
星野リゾートトマムを資産に持つ傘下企業のほぼ全株式を、不動産投資を手がける合同会社「YCH16」(東京都港区)に売却する。
星野リゾートトマムは、スキー場やホテルなどを備える。北海道のスキーリゾートは中国の観光客の間で人気が高く、復星は2015年にオランダのファンドなどから星野リゾートトマムを取得した。