茨城県常総市で昨年5月に起きた大型トレーラーによる死傷事故を巡り、死亡した女性=当時(21)=の遺族代理人が2日、水戸市で記者会見し、自動車運転処罰法違反の危険運転致死傷などの疑いで書類送検された運転手を同罪で起訴すべきだと訴えた。代理人によると、検察側が罪名を過失致死傷へ変更する可能性があるとしている。
代理人の高橋正人弁護士は会見で、当時(1)路面が雨でぬれていた(2)トレーラーは法定速度を超過(3)タイヤは摩耗―といった点を指摘。判例から危険運転致死傷罪に該当すると強調した。
亡くなった星有里紗さんの両親も同席し、父伸一さん(56)は「加害者には厳しい罰を求める」と語った。