【ワシントン共同】オースティン米国防長官は2日、ロシアの侵攻を受けるウクライナのウメロフ国防相とワシントン近郊で会談し、23億ドル(約3700億円)相当の追加軍事支援を実施すると伝えた。9日からワシントンで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を前に巨額支援を表明し、ウクライナ防衛への決意を示した。
今回の支援は大統領権限で米軍の在庫から武器を供与する。防空ミサイルや弾薬、対戦車兵器などが含まれる。
オースティン氏は会談冒頭、ウクライナの戦況が厳しいとの認識を示した上で、欧州各国と共に必要な支援を継続すると強調した。