千葉、相模原、浜松、大阪4市の教育委員会が公立学校長らの昇任人事を巡り、教員らでつくる団体から事前に推薦名簿を受け取っていたことが3日、各市教委への取材で分かった。名古屋市教委では名簿と共に金品の受け取りが問題となったが、4市教委はいずれも金品の受領を否定した。
千葉市教委によると、校長らの団体や女性教員らの組織などが例年11~12月ごろ、翌年の人事で昇任にふさわしいと考える人を記した名簿を提出。2023年度は計17団体あった。担当者は「名簿を参考として閲覧するが、人事に影響させておらず問題があるとは考えていない」と答えた。