【ワシントン共同】米労働省が5日発表した6月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から20万6千人増えた。市場予想の19万人程度を上回った。失業率は4・1%で、前月の4・0%から悪化した。
米連邦準備制度理事会(FRB)は30、31両日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、雇用と物価の情勢を見極めて金融政策を決める。FRBは前回のFOMC終了後に公表した経済見通しで、年内の利下げ回数を従来の3回から1回に減らしており、慎重に利下げ時期を判断する。