日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は17日の記者会見で、パワハラ疑惑を巡って辞職要求が相次ぐ斎藤元彦兵庫県知事に苦言を呈した。会見での説明姿勢について「同じことを繰り返し答えていて官僚的だ」と指摘。県議会の調査特別委員会(百条委員会)を待たずに、事実関係や背景を積極的に説明するよう促した。
斎藤氏から電話で「パワハラはしていない」と説明があったとも明かした。進退については、事実関係の解明後に自ら判断するべきだとの認識を改めて示した。
維新は2021年の知事選で斎藤氏を推薦している。次回選の対応を問われた吉村氏は「真実が明らかにならないと議論できない」と述べるにとどめた。