自見英子万博相は18日、共同通信社で開かれた放送協議会総会で講演し、2025年大阪・関西万博の成功に向けて「経済界を巻き込んで、地鳴りのような機運醸成を起こしていくことが重要だ」と強調した。
万博のパビリオンを巡っては161カ国・地域が参加を予定しており、自見氏は4カ国を除いて建築業者との契約などにめどが立ったと説明。「建物の外だけではなく、内装などについても絶対に遅れを生じさせない決意だ」と力を込めた。
万博には多額の国費が投じられることなどから中止を求める声もある。自見氏は「未来の社会を自分事として考える、参画する、行動する、変容するための万博の意義は大きい」と理解を求めた。