国民民主党の玉木雄一郎代表は23日の記者会見で、公選法違反容疑により聴取を受けた堀井学衆院議員=自民離党=が安倍派からの還流資金を私的利用した疑いが浮上したのを受け、派閥裏金事件の使途を自民党は再調査すべきだと要求した。堀井氏は選挙区内の有権者に香典を渡したとして東京地検特捜部の強制捜査を受けており、玉木氏は堀井氏の議員辞職も求めた。
自民は2月、裏金議員の調査報告書で「政治活動以外に用いた」「違法な使途に使用した」との回答はなかったとしている。玉木氏は、堀井氏の疑惑を踏まえ「調査はうそだったことになる」と批判。堀井氏に納税義務が生じるとも指摘した。