岸田文雄首相は24日、札幌市東区の児童発達支援センター「むぎのこ」を視察した。障害のある子どもや家族を支援する事業を巡り、社会福祉法人の関係者や利用者らと意見交換し「教育と福祉が連携して障害のある子どもを支援する取り組みを後押しする。多様な支援ニーズに応え、誰一人取り残さない社会を実現する」と強調した。
社会福祉法人「麦の子会」は就学前の乳幼児から成人までを受け入れ、家族の支援にも力を入れている。首相は職員や利用者から支援施設と行政の連携などの課題を聞き取った。1人で障害のある子どもを育てる女性は「私のような困っている親を助けてくれる施設が全国で増えてほしい」と語った。