政府は2日の閣議で、第5次循環型社会形成推進基本計画を決定した。家庭から捨てられる衣類の量を2030年度までに20年度比で25%削減することなどが柱。衣類の再利用やリサイクルを促すとともに、生産や流通、廃棄など一連の過程で環境負荷を減らす「サステナブル(持続可能な)ファッション」の実現を目指す。
貴重なレアメタル(希少金属)を含む使用済み電化製品などの「電子ごみ」のリサイクル処理量を30年までに20年比で1・5倍の50万トンとする目標を設定。必要な拠点整備などに取り組むとした。
環境省によると、20年に家庭から廃棄された衣類は49万6千トンに上る。