岸田文雄首相(自民党総裁)が2日、党本部で麻生太郎副総裁と約1時間にわたり会談した。9月に予定される総裁選を見据え、「ポスト岸田」候補の動きが活発化しており、党内情勢について協議したとみられる。首相は再選に意欲を示すが、出馬するかどうか表明していない。50人以上を擁する麻生派を率いる麻生氏の動向も注目される。
総裁選を巡っては石破茂元幹事長が出馬意向を事実上表明。河野太郎デジタル相も麻生氏に立候補への意欲を伝達した。茂木敏充幹事長は立候補に意欲をにじませるほか、小泉進次郎元環境相、小林鷹之前経済安全保障担当相、高市早苗経済安保担当相を推す動きも出ている。