【バクー共同】英紙ガーディアンは11日、アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で、スターマー英首相が「2035年までに温室効果ガス排出を1990年比で81%削減する」との新目標を発表すると報じた。参加国中、最も踏み込んだ目標の一つとなる見込み。12日の首脳級会合で表明する。
各国は35年の削減目標を来年2月までに提出することに合意している。昨年のCOP28議長国だったアラブ首長国連邦(UAE)と、来年のCOP30議長国となるブラジルが既に35年の目標を明らかにしているが、先進国では初。日本の目標は会期終了後に固める。