【ニューヨーク共同】15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比305・87ドル安の4万3444・99ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースが鈍化するとの見方が広がり、景気の先行きへの警戒感から売り注文が優勢だった。
FRBのパウエル議長は前日の講演で、利下げを急がない姿勢を示した。15日発表された10月の米小売売上高の前月からの上昇率が市場予想を上回ったことで、FRBによる追加利下げ観測が後退し、売りが膨らんだ。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も4日続落し、427・53ポイント安の1万8680・12。