【バクー共同】英紙ガーディアンは15日、産油国のアゼルバイジャンが議長国を務める国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)に、少なくとも132人の石油、ガス企業の幹部らが招待されていたと報じた。環境活動家らは「化石燃料からの脱却」を目指す会議に影響力が及ぶ恐れがあるとして反発している。
同紙によると、招待者にサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコや英石油大手BPの幹部らが含まれる。アゼルバイジャンのアリエフ大統領のゲストであることを示すバッジを持っているという。
環境活動家は「化石燃料業界は自らの利益を守るために気候変動対策の交渉を操ってきた」と非難した。