資格確認書を一律送付　東京・世田谷と渋谷

　東京都世田谷区と渋谷区は２３日までに、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」の保有状況にかかわらず、国民健康保険に加入する区民向けに、医療機関で代わりに使える「資格確認書」を一律送付すると発表した。厚生労働省は資格確認書の利用者を限定する方針を示しており、自治体側の対応と食い違いが生じている。

　両区では９月末に国民健康保険の保険証が有効期限を迎え、マイナ保険証か資格確認書しか使えなくなる。厚労省はマイナ保険証の利用を促す立場から、資格確認書の交付を７５歳以上など一部の人に限定している。

　世田谷区は９月、渋谷区は７月に発送予定。