「東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による妊産婦への影響を把握して、記録として残す必要があると思った」。福島医大産科・婦人科学講座教授の藤森敬也(56)は、県民健康調査の一つとして2011(平成23)年度に妊産婦調査を始めたきっかけを話した。調査だけではなく、妊産婦への心の支援も必要な状況だと考えていた。 原発事故により妊産婦の放射線への不安が高まる中、調査は行われた。低出生体重児や奇形の...
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