東京電力福島第1原発事故から1カ月余りたった2011(平成23)年4月27日、郡山市の薫小校庭に重機が入り、土を削り取り始めた。放射線量低減に向け、後に多くの市町村が実施することになる「校庭の表土除去」。郡山市が先駆けとなった。原発事故で汚染された土壌などの扱いを定めた放射性物質汚染対処特措法ができる以前の「空白期間」に行われた自衛対策は、壁に当たることとなる。それが除染土の「仮置き場」の問題だ...
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