第1原発で被災の吉田さん 着の身着のまま避難 2011年3月11日。吉田学は、東京電力福島第1原発の構内にいた。東電の関連会社「東双不動産」の社員で建築士の資格を持っていた吉田は、建物の外壁修繕工事の現場監督を務めていた。午後2時46分、東日本大震災が発生した。当初は「この地震が年度末に迫った工期に影響しないか」などと考えていたが、すぐにその余裕はなくなった。 激しい揺れで現場の足場は大きく動...
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