田村市は、都路町の中で警戒区域に含まれなかった地域に加え、常葉町と船引町の一部が緊急時避難準備区域に指定された。このうち常葉町では黒川、田代、堀田、山根の4行政区のみが対象となった。当時、黒川行政区長を務めていた吉田来(きたる)さん(74)は「言われるがままに避難して、古里に戻ってきたら苦労だけが残った」と思い返した。 黒川行政区では原発事故直後、大半の住民が市内外の親族宅に身を寄せるなどして...
この記事は会員専用記事です
残り389文字(全文589文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。