大熊町は、東京電力福島第1原発の立地町として発展してきた。2011(平成23)年3月の原発事故では、距離の近さや放射線量により長期の住民避難を余儀なくされた。地元の事業者は双葉郡内やいわき市に拠点を移し、家業の再生に汗を流した。地域との密接な関係を築く前に避難した若手らはそれぞれに行動していたが、一つに結び付いていった。 きっかけは商工会青年部の再始動だった。託されたのは青年部役員で、いわき市...
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