長年庶民の味方 親から子へ、引き継がれる食堂は少なくない。福島市の「もりや食堂」もその一つだ。ただ、ほかと少し違うのは秘伝の料理のレシピが残っていたわけでも、教えられていたわけでもないような状況で、先代から引き継いだことだ。 白鳥が飛来する阿武隈川のほとりの文知摺橋付近に食堂はある。先代の故斎藤衛夫(もりお)さんが今の橋がかかる1979年より前に創業したようだ。 「今の橋ができる前は店の前に...
この記事は会員専用記事です
残り1,719文字(全文1,919文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。