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児童らが「早乙女踊り」 北限の田植え神事、喜多方・慶徳稲荷

07/08 09:05

早乙女姿で慶徳稲荷神社の神田に苗を植える女子児童=喜多方市

 日本北限の田植え神事で国の重要無形民俗文化財に指定されている「慶徳御田植祭」は7日、喜多方市の慶徳稲荷神社の神田などで開かれ、地域住民らが五穀豊穣(ほうじょう)と子孫繁栄を願った。

 これまで半夏生(はんげしょう)の7月2日に合わせて開催していたが、祭りの継承を目的に今年から7月第1日曜日に日程を変更した。

 会津三大御田植祭の一つで約520年前の室町時代に始まったと伝えられる。一時途絶えたものの、江戸時代末期に再興した。かつては慶徳地区に嫁いできた女性が行っていたが、現在は地元の慶徳小の児童らに伝統が受け継がれている。

 神事に続き、境内で女子児童が「早乙女踊り」を奉納した。神田では男子児童のしの笛と氏子らの田植え歌に合わせ、早乙女姿の女子児童が田植えを披露した。

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