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会津北部で大雨、一時土砂災害警戒情報 福島県内9日も警戒を

07/09 08:00

 福島県内は8日、梅雨前線が停滞している影響で会津北部を中心に大雨となった。県と福島地方気象台は喜多方、北塩原、西会津、磐梯、猪苗代の5市町村に一時、土砂災害警戒情報を出した。引き続き、土砂災害などへの警戒を呼びかけている。

 北塩原村は8日午後4時半、桧原地区の109世帯244人を対象に警戒レベル3の「高齢者等避難」を発令し、高齢者や障害者らに危険な場所からの避難を求めた。同5時半には同村の生きがい学習センターに避難所を開設した。

 気象台によると、降り始めから同11時までの最大降水量は福島市鷲倉で100.0ミリ、北塩原村で87.0ミリ、喜多方市で71.5ミリを観測した。

 県内は9日にかけても大雨になる所がある見込み。気象台は会津で土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけている。

 一方、8日の東日本から西日本にかけては、太平洋高気圧に覆われて晴れ、厳しい暑さとなった。全国最高は和歌山県新宮市の39.6度だった。

 列車の運休や遅延

 JR東日本によると、大雨の影響により磐越西線会津若松―野沢、野沢―津川間で上下線計8本が運休、上り線1本が約25分遅れ、約460人に影響した。只見線会津若松―会津川口間では上下線2本が最大約35分遅れ、約120人に影響が出た。

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