8日の大雨の影響で、福島県喜多方市山都町一ノ木地区で土砂崩れが発生し、農業用水路に約20メートルにわたって土砂が流入する被害があったことが9日、同市への取材で分かった。周辺の道路や民家への被害はなかった。
現場の下流には農家30~40戸の水田計約4ヘクタールがあり、市は農家らと協議の上、土砂の撤去作業などを進める。現場では2022年8月の記録的大雨の際にも用水路に土砂が流入しており、昨秋ごろに土砂の撤去や崩れた斜面の工事が完了していた。
一方、北塩原村桧原地区で8日午後4時半に発令された警戒レベル3の「高齢者等避難」は9日午前9時に解除された。