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閉店したヨーカドー福島店の元従業員、再就職1割 85人決まらず

07/10 08:15

 イトーヨーカドー福島店(福島市)の閉店を受け、福島公共職業安定所(ハローワーク福島)などは9日、福島市で雇用対策本部の会合を開き、再就職希望者の状況などを確認した。ハローワークを利用する再就職希望者のうち、約1割の13人がいずれかの企業に再就職したことを明らかにした。

 会合は冒頭を除いて非公開。ハローワーク福島によると、同店の従業員約150人のうち、約110人が雇用保険の手続きなどでハローワークを利用した。6月末時点で再就職先が決まっていないのは85人。時間をかけて再就職先を探したり、求人倍率が高かったりしたことが理由という。

 ハローワーク福島はこれまで、特別相談窓口を設置して求職者の再就職の支援などを行っている。今後は5月に実施したアンケートを今月中に再び行い、求職ニーズの把握に努める。次回会合は未定。

 本部長を務める井関義浩所長は、会合後の報道陣の取材に「(6月から支給が始まった)失業給付の支給が終了する前に個人個人に手厚い支援をしていきたい」との認識を示した。

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