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いわき傷害致死事件、作業員男性の無罪確定 仙台高裁判決

07/11 07:30

 いわき市で2022年2月、共謀して男性に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた作業員の男性(46)に無罪を言い渡した仙台高裁判決が10日、確定した。仙台高検が上告期限までに上告しなかった。仙台高検の吉川崇次席検事は、福島民友新聞社の取材に「判決内容を検討した結果、刑事訴訟法に規定された上告理由はないと考えた」とコメントした。

 仙台高裁は控訴審判決で、「(男性が)被害者に暴行を加えた事実は認定できない」などとする一審地裁郡山支部の裁判員裁判判決を支持し、無罪を言い渡した。

 事件を巡っては、男性のほか男2人が傷害致死容疑で逮捕、同罪で起訴された。岐阜市、造園業男(50)は懲役10年判決が確定、いわき市、無職男(53)は懲役9年の仙台高裁判決を不服とし、上告している。

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