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新病院隣接地にホテルや飲食店整備へ 郡山、旧農業試験場跡地開発

07/11 08:00

移転新築が予定される総合南東北病院の新病院

 郡山市富田町の旧農業試験場跡地の開発を巡り、移転新築が予定される総合南東北病院(郡山市)の新病院は鉄骨7階建て、延べ床面積は約6万8千平方メートル規模となる見通しとなった。開発敷地内には4階建てのホテルや飲食店なども整備される見込み。10日に同市で開かれたメディカルヒルズ郡山まちづくり協議会の会合で各施設の配置案が示された。

 開発用地約16ヘクタールのうち、新病院は郡山インター線側に面する敷地南側に建設し、平屋約2100平方メートルの商業施設も配置する予定。2025年度中ごろに用地造成と建築工事に着手し、27年度の完成を目指す。

 一方、敷地中央の緑地帯を挟んだ北側には共同で開発を担う医療関連事業者が施設を整備する。JR郡山富田駅側にクオール(東京都)が商業施設(2階建て約7千平方メートル)、飲食店(平屋約700平方メートル)、事務所(3階建て約3千平方メートル)のほか、ホテル(4階建て約4千平方メートル)を新築する予定。

 ふくしま医療機器開発支援センター側には、エヌジェイアイ(郡山市)が事務所2棟(平屋約1800平方メートル、2階建て約1800平方メートル)を計画。江東微生物研究所(東京都)は内環状線側となる敷地西側で研究所(3階建て約6千平方メートル)を建てる方針。

 敷地内には内環状線と郡山富田駅前、東側の市道をつなぐ全幅12メートルの道路も計画されている。

 会合ではこのほか、新病院などの整備に伴う交通量が平日で約1万3590台に上る予測値も示され、委員から市道拡幅などの交通混雑緩和、安全確保策に関する意見が出された。

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