【サッカーＪ３第２２節】福島ユナイテッドは２０日、ホームのとうほう・みんなのスタジアムでテゲバジャーロ宮崎に３ー０で勝利し、４試合ぶりに白星を挙げた。通算成績は１０勝２分け１０敗で、順位は暫定で２０チーム中９位。福島は次戦の２７日、アウェーのサンプロアルウィン（長野県松本市）で松本山雅ＦＣと対戦する。午後７時開始予定。
【評】福島は攻めのサッカーを貫き、快勝した。序盤から主導権を握り、前半１８分に相手のクリアボールを拾ったＭＦ宮崎が先制した。同２３分はＦＷ森のクロスにＭＦ針谷が合わせて追加点を決めた。後半は攻め込まれる場面も増えたが守備陣が奮闘し、後半追加タイムにＦＷ樋口がＰＫを決めて突き放した。（三沢誠）
福島がようやく連敗を止めた。先制しながら逆転されての黒星が続いていただけに、無失点で勝利した選手たちは「全員の力で連敗を止められた」と表情を緩ませた。
序盤から果敢にボールを前に運び、相手の守備を揺さぶった。前半１８分にその攻撃的な姿勢がゴールに結び付いた。ペナルティーエリア外にいたＭＦ宮崎智彦の前に相手のクリアボールが転がった。フリーの状態でトラップすると、ゴール左隅に冷静にミドルシュートを決めた。
「自信のあるコースに蹴ることができた」。宮崎も納得のゴールだった。そこから福島は勢いに乗った。前半２３分にはＭＦ針谷岳晃が追加点を決め、良い形で前半を終えた。
後半は守備陣が踏ん張った。ここ数試合の試合と同じように攻め込まれる時間が増えたが、無失点で切り抜けた。宮崎は「次戦でも相手に臆することなく自分たちのサッカーをしていきたい」と意気込んだ。 （三沢誠）
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