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医療機器部品出荷額、13年連続1位 福島県、22年は251億円

08/01 09:10

 診断用や手術用の機械器具装置などの「医療用機械器具」の部品や付属品の2022年の福島県出荷額は251億円で、前年から4億円減ったものの13年連続で全国1位となった。医療用機械器具・装置の出荷額は前年比43億円増の961億円で、2年連続で全国1位となった。県が31日、発表した。

 経済産業省の調査に基づく部品などの出荷額の推移は【グラフ】の通り。2位の長野県(154億円)の約1.6倍に上った。医療用機械器具・装置の2位は石川県(819億円)だった。

 県は医療関連産業の育成・集積に向け、ふくしま医療機器開発支援センター(郡山市)を核に新規参入支援に取り組んでいる。医療機器メーカーと部品を作る技術のある県内製造業者、医療機関と県内医療機器メーカーのマッチングも支援している。県は「出荷額が全国1位になったのは製造業者の努力と技術力が評価された結果。引き続き支援に取り組んでいく」(医療関連産業集積推進室)としている。

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