会津若松市で9月21~23日に開催される会津まつりのメイン行事「会津藩公行列」(同22日)の主要な役柄の出演者が決まった。「冬姫」役には東京都練馬区の会社員後藤伶実さん(25)、「照姫」役には会津若松市の団体職員上田実鈴さん(26)、「山本八重」役には同市の病院職員三橋日菜子さん(26)が選ばれた。
冬姫は蒲生氏郷の正室。照姫は幕末の会津藩主松平容保(かたもり)の義姉で、戊辰戦争時に鶴ケ城内で看護や炊事などを指揮した。山本八重は籠城戦で銃を片手に西軍を相手に勇ましく戦った。
後藤さんは「会津の街を歩くのが楽しみ」、上田さんは「県外や海外の方に会津の良さを伝えたい」、三橋さんは「八重のかっこ良さを知ってもらえるように演じたい」と意気込んだ。
審査会は3日、同市の会津稽古堂で開かれた。小柴忠雄会津まつり実行委員会行列班長、高橋敦司福島民友新聞社若松支社長ら5人が審査した。