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迫力の取組に熱視線 8年ぶり大相撲いわき場所、若元春ら登場

08/11 09:30

明生との迫力ある取組で会場を沸かせた若元春(左)=いわき市総合体育館
力強い土俵入りを披露する横綱照ノ富士

 大相撲夏巡業のいわき場所は10日、いわき市総合体育館で開かれた。同市での巡業は8年ぶり。福島市出身の前頭2枚目若元春ら本県出身の4人を含む約100人の力士が参加し、迫力ある取組に約3500人の観客が見入った。

 開館から多くの観客が詰めかけた公開稽古では、本県出身力士が呼び出しに名前を告げられると、拍手と歓声が会場に響き渡った。横綱土俵入りでは、名古屋場所で3場所ぶり10度目の優勝を果たした横綱照ノ富士が力強い四股踏みを披露し、会場を盛り上げた。その後の取組に入ると観客は、力士の名前が入ったタオルやうちわなどを掲げながら土俵にさらに熱い視線を送っていた。

 家族で訪れたいわき市の長紘太朗さん(10)=平五小4年=は「初めて力士を目の前で見たが、迫力があってとてもかっこよかった」と笑顔で話した。三春町の藤田友紀さん(48)は「力士の取組などを見てパワーをもらった」と満足そうに語った。

 22日は福島市の福島トヨタクラウンアリーナ(国体記念体育館)で福島場所が開かれる。福島テレビの主催、福島民友新聞社などの特別協力。

若元春「応援を力に」 いわき場所に参加した本県出身力士は若元春のほか、幕下若隆元と前頭14枚目若隆景、郡山市出身の幕下清田の4人。若元春は「手厚い応援をいただいた。この応援を力に来場所に向けてまた頑張っていきたい」と話した。


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