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福島県関係野党国会議員「責任放棄」 岸田首相の総裁選不出馬で

08/15 07:30

 野党の本県関係国会議員は、岸田首相の総裁選不出馬表明を「責任放棄」などと批判した。

 立憲民主党県連代表の小熊慎司衆院議員(福島4区)は「岸田氏は国会で(政治とカネの問題に)『責任を果たす』と繰り返したが、問題の決着はついていない。この状況での不出馬表明は責任放棄だ」と強調した。玄葉光一郎元外相(立民、衆院福島3区)は「裏金事件は自民党の体質の問題で、今回の政治改革でも問題の本丸である政策活動費にはメスが一切入れられなかった」と苦言を呈し「抜本的な政治改革を断行するためにも、政権交代のある政治の実現を目指す」と語った。

 金子恵美衆院議員(同、福島1区)は「物価高対策は不十分で、国民生活を立て直す責任を投げ出したかのような対応だ」と指摘。馬場雄基衆院議員(同、比例東北)は「防衛増税の開始時期を含め、やると決めた政策が実になっていない。残りの任期でどう責任を果たすのか注視する」と述べた。共産党の岩渕友参院議員(比例)は「国民の怒りに追い詰められての不出馬。金権腐敗や経済失政、原発依存も(問題は)たらい回しで何も変わらない。自民党政治を終わらせ、国民が主人公の政治に変える必要がある」と訴えた。

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