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リフォーム詐欺疑い、トクリュウ2人再逮捕 大麻所持疑いで1人逮捕

08/28 07:50

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故などの被災地を狙ったリフォーム詐欺事件で、相馬署などは27日、詐欺の疑いで、埼玉県新座市、リフォーム業社長の男、(23)=詐欺未遂の罪で起訴、愛知県半田市、無職の男(24)の両容疑者を再逮捕した。

 また同署などは同日、大麻取締法違反(所持)の疑いで本籍名古屋市、住所不定、自称自営業の男(22)を逮捕した。捜査関係者によると、22歳男は交流サイト(SNS)などでつながり離合集散を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ(通称トクリュウ)」の一員で、社長の男らと南相馬市などで共に行動していたという。

 社長の男、24歳男の再逮捕容疑は5月中旬ごろ、ほかの複数人と共謀し、南相馬市原町区の30代男性方を訪れ「屋根の瓦が動いてしまっている。飛ばされてしまう」などとうそをつき、同月下旬ごろ、屋根の修理工事代金として126万5千円をだまし取った疑い。県警は、捜査上支障があるとして2人の認否を明らかにしていない。

 22歳男の逮捕容疑は7月12日、宮城県大崎市の宿泊施設で大麻約0.8グラムを所持した疑い。

 県警は、社長の男がトクリュウのリーダー、24歳男、22歳男はグループのメンバーとみている。相馬署は組織犯罪対策課、生活環境課、南相馬署、双葉署と合同捜査班として捜査した。

 社長の男、24歳男の両容疑者は8月6日に屋根の修理代金名目で別の男性から50万6千円をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されていた。福島地検は27日、同容疑については処分保留とした。任意で捜査を続ける。

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