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福島県、7月の有効求人倍率1.25倍 1年11カ月ぶり上方修正

08/31 08:05

 福島労働局が30日発表した7月の雇用失業情勢によると、有効求人倍率は1.25倍(季節調整値)で、前月を0.01ポイント上回った。有効求人は3万6264人(前月比1.0%増)、有効求職者は2万8975人(同0.2%増)だった。

 労働局は「求人が求職を上回って推移しており、一部に持ち直しの動きが見られる」とし、2022年8月以来1年11カ月ぶりに判断を上方修正した。

 ハローワーク須賀川のみ有効求人倍率(原数値)が4カ月連続で1倍を下回ったが、新規求人数(同)が9カ月ぶりに前年同月を上回ったほか、正社員有効求人倍率(同)が4カ月ぶりに1倍となったことや、有効求人倍率が44カ月連続で1.2倍を上回っていることから、判断を修正した。

 主要7業種の求人動向をみると、建設業、製造業、運輸業・郵便業、医療・福祉で大口の求人が重なるなどして前年同月と比べて増加した。一方、卸売・小売業、宿泊・飲食サービス業、サービス業では物価高騰などの影響が続き、前年同月を下回った。

 来年の新規高卒者、県内での就職希望84%

 福島労働局は30日、来年3月卒業予定の新規高卒者の7月末現在の求人・求職状況も発表した。3356人が就職を希望し、このうち県内での就職希望者は84.6%に当たる2838人だった。県外希望は518人。求人倍率は前年同月比0.06ポイント増の2.58倍だった。

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