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南会津の清酒、地理的表示(GI)指定へ 酒類は県内初

08/30 10:35

南会津の地酒

 地域の農林水産物や食品ブランドを保護する、国の地理的表示(GI)制度の対象に、福島県南会津町の清酒が指定される見込みとなった。酒類の指定は県内初めてで、町単独では全国初になる。

 GIは、地域で長年育まれた特性があり、品質などが生産地と結び付いている農林水産物や食品の名称を、知的財産として保護する制度。酒類の地理的表示は国税庁長官が指定する。

 南会津の純米酒は、おおむね口当たりが柔らかく、後味がすっきりとしているのが特徴。豪雪環境により、酵母特有の甘みが引き立てられている。純米大吟醸酒や純米吟醸酒は、甘みや果実のような爽やかな香りを特徴としている。山菜やキノコ、地域特産の南郷トマトや会津田島アスパラガスを使った料理などと相性が良く、食中酒として地域に親しまれている。

 30日にも指定を受ける見通し。関係者が同日、町役場で会見し、詳細を明らかにする予定。

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