• X
  • facebook
  • line

学校跡地に精米工場新設へ ゼンショー、白河市と協定

08/30 07:40

協定書を取り交わした鈴木市長(左)と浜田社長

 飲食チェーン「すき家」や「はま寿司」などを全国展開するゼンショーホールディングス(HD)の子会社で、白河市に精米工場を置くゼンショーライスは、市内に工場を新設する。建設地は旧白河南部中の跡地で、2026年9月の操業を目指す。

 市とゼンショーHDは29日、工場の立地協定を結んだ。市が学校跡地に工場を誘致したのは初めて。雇用創出と市有地の有効活用につなげる狙いがある。

 ゼンショーライスは精米とコメの卸売りを手がけ、同HDの飲食チェーンや国内スーパーにコメを販売している。13年に同市東工業団地で工場を稼働させ、市産のコメを精米して国内各地に出荷してきた。

 新工場は敷地面積約1万3200平方メートルで、現工場の3~4倍ほどの生産能力を見込む。27人を雇用する予定。手作業だった精米の工程の一部を自動化する新技術などを取り入れる。

 締結式は市役所で行われ、鈴木和夫市長とゼンショーライスの浜田康行社長が協定書を取り交わした。浜田社長は「白河のコメのおいしさを日本や世界に発信していきたい」と抱負を語った。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line