宇宙に最も多く存在する元素は水素。宇宙が生まれたばかりの頃には、高温により水素原子の核である陽子と、電子がばらばらに飛び回っていた。自由に動く電子は光の進む方向を変える働きがある。霧の中で、光が水の粒に反射して視界が悪くなるのに似た状況だったようだ ▼光が真っすぐに進むようになったのは、しばらくたってのこと。宇宙の温度が下がり、陽子と電子が結合。動き回る電子が減ったことで、直進を妨げられにく...
この記事は会員専用記事です
残り309文字(全文509文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。