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自民・菅家氏と上杉氏の「公認」扱い焦点 衆院選、森山氏「情勢加味して」

10/09 08:25

 派閥裏金事件に関係した議員の公認問題を巡り、自民党は9日、党役職停止などの処分を受けた議員の公認、非公認について決定する方針だ。本県関係では裏金事件に関係した菅家一郎氏(69)=4期、上杉謙太郎氏(49)=2期=の公認がどこまで認められるかが焦点となる。

 県連の矢吹貢一幹事長は8日、党本部で森山裕幹事長と面会し、衆院選福島1~4区と比例東北ブロックに立候補を予定する計5人の公認を要望した。比例東北ブロックに出馬を予定する上杉氏については、昨年3月締結の覚書に基づき、名簿上位に登載するよう求めた。森山氏は「公認は選挙情勢を加味して判断する。比例についてはまだ申し上げられない」と語ったという。県連は9日に党本部の方針決定を受けて福島市で選挙対策委員会を開き、今後の対応を協議する方針だ。

 一方、公認問題の渦中にいる菅家氏は8日、会津若松市で午後に記者会見の場を持つと発表。しかし、予定時間になっても会見場に姿を現さず、会見は中止となった。菅家氏の事務所側は「(菅家氏が)話そうとしたことがあったが、その状況が変わったのでお話しできなくなった」と釈明し、陣営の混乱ぶりを露呈した。

 関係者によると、菅家氏は当初、比例代表への重複立候補を自ら辞退することを表明する意向があったという。

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