15日公示、27日投開票で行われる見通しの衆院選に向けた投票用紙の印刷が8日、福島市の阿部紙工で行われた。県内4小選挙区と比例代表の投票用紙各155万7800枚が刷り上がり、県選管は12日、各市や各地方振興局に投票用紙を発送する。
県選管によると、有権者の減少に伴い、印刷枚数は2021年の前回衆院選より各5万7200枚少ない。小選挙区用はあさぎ色の紙に黒字、比例用はピンク色の紙に黒字と色分けしている。
県選管職員や同社の社員が刷り上がった用紙に表記ミスや文字のかすれがないか入念に確認した。県選管の担当者は「準備期間が短い中だが、投票用紙を確実に発送できるよう取り組みたい。棄権せずに貴重な1票を投じてほしい」と述べた。
最高裁判所裁判官国民審査の投票用紙は10日に印刷し、14日に発送する予定。