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上杉氏、衆院選不出馬へ「不記載の責任取る」 自民比例優遇せず

10/11 07:30

上杉謙太郎氏

 自民党は派閥裏金事件に関係した前議員らの衆院選対応を巡り、比例代表に単独立候補を予定していた上杉謙太郎氏(49)=比例東北、2期=について比例上位で優遇しない方針を固めた。10日夜に党幹部が明らかにした。党の方針を受け、上杉氏は福島民友新聞社の取材に「不記載の責任を取り(衆院選への)出馬を辞退する」との意向を明らかにした。

 上杉氏は自民公認で旧福島3区から3度立候補。過去2回は比例で復活当選していたが、小選挙区定数「10増10減」による本県の選挙区調整により、比例代表に回ることになった。党本部と党県連は福島3区の候補者を菅家一郎氏(比例東北)とする一方、上杉氏については比例上位とする方針を決めていた。

 旧安倍派の上杉氏は裏金事件に絡み、党則上の処分に当たらない幹事長注意を受けていた。自民が9日に12人の非公認を公表した際には、比例単独で立候補の可能性があった上杉氏らについて判断を先送りしていた。

 上杉氏は今後について「また衆院議員になることを目指し、一から出直す」と語った。

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