【環境考察/変わる海】ウニ食害減らす いわき、手で運び密度管理

10/16 08:00

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磯焼け対策の一環として行われるウニの密度管理。密度の高い場所から低い場所へウニを移動させる(県提供)

 「漁業者からすると決していい状況ではない。なんとかしないと」。いわき市漁協指導課長の長谷川靖浩(45)は言葉に力を込めた。全国的に問題となっている「磯焼け」。市漁協でも「対策が必要」との声が高まっている。■身入り良くなる 海の砂漠化とも呼ばれる磯焼け対策の一環で、市漁協は2009年に県や市と協力して研究グループ「いわき藻場保全研究会」を設置、資源管理や漁場環境の保全などに取り組んでいる。その一つ...

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