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【戦後80年ふくしま】看護婦の姉を襲った爆弾 ルソンの惨状、弟が戦後手記に

2025/08/10 09:55

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(左から)二階堂梅子さん、二階堂虎雄さん
県護国神社境内にたたずむ殉職救護員慰霊碑。碑の背面には、戦争で亡くなった梅子さんらの名前が刻み込まれている
梅子さんの位牌(いはい)を手にする幸雄さん。「戦争がなければ、伯母には違う人生があったはずだ」と話した

 間もなく戦後80年の「終戦の日」を迎える。戦禍の最前線に立った県民、戦時下の県内には、それぞれにとっての「戦争」があった。第4部は、子孫らが伝えようとする「知られざる戦争」を追う。    ◇  ◇  1945年1月23日朝、フィリピン・ルソン島バギオに米軍機の編隊が来襲した。投下された爆弾は、日本軍の傷病兵が入院していた病院を直撃。ごう音に交じって助けを呼ぶ叫び声が響く中、患者らを救い出そうと...

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