三春町の岩渕康晃さん(82)に、サイパンで戦死した父武雄さんの記憶はほとんどない。しかし武雄さんの残した手紙や日記で人柄や自分に注いでくれた愛情を知った。岩渕さんは15日に行われた全国戦没者追悼式で本県代表として献花した。「父が見守ってくれていると思う」と戦後80年の節目に鎮魂の祈りをささげた。 海軍の軍人だった武雄さんは1943年にサイパンに出征。市街地ガラパンの警備を務めていて44年7月、米...
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