「見つけたらご連絡ください」。相馬市の松川浦漁港で昨年10、12月、そう書かれた装置を取り付けたトラフグ計20匹が沖に放流された。「トラフグがどんな移動経路をたどっているのか分かっていない。そこを可視化したい」。放流した福島大環境放射能研究所准教授の和田敏裕(45)は狙いを明かす。 トラフグは暖水を好み、西日本などで数多く水揚げされているが、近年は相双沖で漁獲量が大幅に増えている。その原因を探ろ...
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