【環境考察/森の再生】放置され老いる森林、利用先なく伐採も進まず

01/22 08:00

  • 有料記事
森林の様子を確認する田子会長。樹齢100年を超える樹木もある=昨年11月、いわき市三和町中寺

 地球温暖化が人々の生活や生態系に与える影響について考える連載「環境考察」の第2部では、荒廃する森林の現状や再生の動きを追っていく。          ◇ 高さ数十メートルはあろうかというスギが何十本もそびえ立ち、木漏れ日が降り注ぐ。いわき市三和町中寺の森林で、県森林組合連合会長の田子英司(68)は頭上を見上げた。「この木は植えられてから110年くらいたつかな。幹もだいぶ太くなったね」。近くでは伐...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line