【環境考察/森の再生】「誰かがやらないと」窮地の林業、若手が光

01/22 08:05

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現場で測量や調査などを行う中村さん(左)と野村さん。次代に残していくための未来図を思い描く=昨年11月、いわき市三和町中寺

 林業の担い手不足と高齢化が、森林の老齢化に拍車をかけている。整備されずに荒廃する森林。そんな現状を改善して未来につなごうと、林業の世界に飛び込み奮闘する若手がいる。■「将来が見えない」 「木材の価格が上がらず、山の将来が見えない状態でしたね」。いわき市森林組合業務課造林係長の中村寛寿(46)は、組合で働き始めた約25年前を振り返る。 木材価格の低迷は林業の生産活動と経済規模の縮小を呼ぶ。間伐がさ...

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