【環境考察/森の再生】豊かなブナ林衰退危機、県内ほぼ全域「生育不適」予測

01/23 08:00

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ブナ林を案内する中野さん。自然な状態で残っている=只見町

 「山の急斜面に生えているのがブナです。ほとんど手付かずの状態で残されてきました」。只見町の山林で町ブナセンター主任指導員の中野陽介(36)が指さした。 ■「只見町の誇り」  只見町とその周辺には広大なブナ林が広がる。高さが30メートル近くあり、幹の太さが1.5メートルを超える樹齢数百年の巨木も多い。辺りにはユキツバキや希少なヒメサユリが生え、ニホンカモシカの姿も確認できる。「これだけの自然が...

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