【環境考察/気象の変化】取引先との信頼も守る、企業の水害対策強化

06/11 08:00

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東日本台風後に、いとうフーズが設置した防水壁。敷地を囲うようにしている=郡山市

 「過去の水害を踏まえ、2メートルくらいかさ上げをして建てたので、浸水することはないと安心しきっていた」 2019年10月の東日本台風(台風19号)で本社・工場が浸水被害に遭った、いとうフーズ(郡山市)社長の伊藤武(49)は語った。食肉を加工する機械が使えなくなり、商品製造がストップ。機械の交換や修理を余儀なくされるなど、損害は2億円近くに上った。それ以上に「取引先に迷惑をかけてしまい、信頼を失っ...

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