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『新宿野戦病院』第4話 ドタバタ劇から一転、シリアス展開へ はずき(平岩紙)の描写に「クドカンの力量が発揮」【ネタバレあり】

07/25 12:15

  • エンタメ総合
24日放送『新宿野戦病院』より (C)フジテレビ

 俳優の小池栄子と仲野太賀がW主演を務める、フジテレビ系水10ドラマ『新宿野戦病院』(毎週水曜 後10:00)の第4話が24日に放送された(以下、ネタバレを含みます)。

【写真あり】白衣にポテチ、やりたい放題のヨウコ…『新宿野戦病院』第4 話場面カットが盛りだくさん

 同作は新宿・歌舞伎町を舞台に笑って泣ける“救急医療エンターテインメント”で、脚本家・監督・俳優・ラジオパーソナリティー・ミュージシャンなど多彩なジャンルで幅広く活躍する宮藤官九郎氏による完全オリジナル脚本。

 物語は新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図がテーマ。

 第4話では、聖まごころ病院に侵入した大柄の米国人とヨウコ・ニシ・フリーマン(小池)が死闘を繰り広げていた。ヨウコが危機一髪の中、マユ(伊東蒼)は、高峰享(仲野)が食べようとしていたペヤングの熱湯を米国人にかけ、ヨウコを救い、米国人は警察に逮捕されるのだった。

 一件落着と思われた聖まごころ病院。同院には何かと“抜けなくなる”患者が運ばれてくることから、医師同士で冗談を言い合っていたところ、またもや“抜けなくなった”急病人が搬送されてきた。ヨウコらの必死の処置により、なんとか一命をとりとめた患者だったが、不倫中の出来事だったこともあり院内は不穏な空気に。さらには経理担当の白木愛(高畑淳子)の大暴走もあり、過激なワードが飛び交うカオスな展開が続いた。

 しかしその後、物語は急展開を迎える。謎の美容系インフルエンサー、イ・オンナの正体が、ヨウコの実の母 リツコ・ニシ・フリーマン(余貴美子)だったことが判明。さらにはリツコと40年以上も前からの知り合いだと語る院長・高峰啓介(柄本明)の口から、ヨウコは自分の娘だと明かされた。その事実を知った高峰はずき(平岩紙)は動揺を隠しきれず、若くして子どもを生んだ女性に対して「望まれないで生まれた子は、ずっと苦しい ずっとくるしいの 忘れないで」ときつい言葉を浴びせてしまったのだ。

 この展開にSNS上では「ヨウコと、はずきが姉妹だったとは、まさかの展開」「はずきの心の痛みがどっしり伝わった。」「女性の苦境を巡る描写にクドカンの力量が発揮されていた」「コメディとシリアスの温度差が堪らんのよ」との声が寄せられた。

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